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『医療詐欺〜「先端医療」と「新薬」は、まず疑うのが正しい〜』

2016年1月29日 【本の紹介

『医療詐欺〜「先端医療」と「新薬」は、まず疑うのが正しい〜』

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講談社刊 上昌広著 ¥840(+税)

少し前に、ノバルティスファーマが製造・販売する高血圧の治療薬“ディオバン”が、臨床データの改竄が明らかとなり、厚生労働省から誇大広告による薬事法違反で刑事告発を受けた事件がありましたが、こうしたいびつに歪んだ医療の実態を明らかにする良書で、病気になった時の身の振り方を考えさせられます。

著者は東京大学医科学研究所特任教授の肩書きで、東大附属病院や国立がんセンター中央病院に在籍し、その臨床において『不都合な真実』を数多く目の当たりにしたと本書に書いており、いわば“内部告発”に近い本です。

中でも高度医療が受けられるとされる“国立病院信仰”に対するイメージは、本書によってひっくり返ります。

自分の身を守るのは自分、という意味で、自分や家族を守るために、ぜひ読んでいただきたい一冊です。