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『効けば効くほど薬はこわい』

2016年1月29日 【本の紹介

『効けば効くほど薬はこわい』

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ダイヤモンド社刊 伊沢凡人 辰野高司共著 ¥1600(+税)

著者である伊沢氏は医学博士、辰野氏は薬学博士ですが、本書は漢方的視点から、現在の病気とその薬学的対処法について読み解いています。

初版は2002年で、出版当初から私はこの本を所持しているので、相当付き合いの長い本となっていて、今も健康院の書架に有りますが、中身は私が引いたラインでいっぱいです。

本書の内容は、対談という型で色んな病理を解説していますが、例えば「糖尿病の人は、ほとんどが糖尿病ではなく、血管病つまり動脈硬化が元で死」ぬとか、「日本でコレラが大流行し、多くの人が死にましたが〜中略〜病人のほとんどは脱水死でした」など、病理の本質をきちんと捉えている良書です。

同書内には、病気を治す薬は全体の2割しかない、といった(ほとんどが対症療法で、症状をごまかすという意味)、ある意味衝撃的な言葉も並びますが、これが臨床の実際と言えます。