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『その症状、もしかして薬のせい?』

2016年1月29日 【本の紹介

『その症状、もしかして薬のせい?』

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セブン&アイ出版刊 長尾和宏著 ¥1100(+税)

特に薬の副作用について、いかなる症状にその疑いがあるのか、そして今問題となっている多剤投与について厳しく世に問う良書です。

本書は朝日新聞の医療サイト『apital』のニュースコラム、『医者だから言いたい!』のうち、2012年11月14日〜2014年8月11日までの記事に加筆修正し、さらに執筆した本文とともに単行本化したもので、著者の長尾氏は兵庫県尼崎市で開業されている内科の開業医です。

訪問診療もしているそうで、実際の臨床で先ず手をつけるのは、薬を減らすことだそうです。
それにより患者さんが訴える“ふらつく”“口が渇く”“味がわかりにくくなった”“尿が出にくい”“便秘しがち”“眠れない”“ボーっとする”“よだれが出る”といった副作用のサインが、減薬によって改善することが多いらしく、またこれらの症状が出ている場合は、多剤投与のパターンが多いらしいので、これを世に広めることの意義は大きいと思われます。

本書にはジェネリックに関する情報も書き込まれていますので、勉強になると思われます。