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すべり症の手術について。

皆さん、おはようございます♪
昨日は雪で凄かったですね!

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これから穴虫峠越え…
大阪の温泉に、小学校時代の恩師と、そのお子さんと一緒に行く事になったのですが、自分のクルマがスバルで良かった☆
竹之内街道で、二上山の麓を通る時は明らかに雪質が違ってて、ノーマルタイヤもあいまって、うーんギリギリ★
あのままの勢いで降雪したら、帰れなかったカモ?
さて本題。
先週までの流れを引き継いで、ここで三大腰痛の最後の一角を担う「すべり症」に言及しないわけにはいかないですので(予定調和♪)、今日はすべり症の手術についての詳細を述べたいと思います。
すべり症の場合も、積み木の様に5つ積み重なった腰椎が、前方(殆どがコレ)、もしくは後方にズレる(ある意味、“脱臼”)ことであり、その由来によって?形成不全性すべり症(先天性で、骨の形成不全などによる。非常に稀)、?分離すべり症(椎弓の一部が割れて「ある意味“骨折”」、その結果椎間関節がズレたもの)、?変性すべり症(手術対象となることが多い、50~60歳の女性に多発するも、原因不明)という具合に分類されます。

すべり症のメカニズム。


“脱臼”と“骨折”みたい。
主な症状は、腰痛、下肢痛、下肢のシビレで、構造的に脊柱管狭窄症と似ているため、間欠跛行をきたすことがあります。
これらの主な症状は、安静時には殆ど出現せず、立位や動作時、長時間の歩行により惹起します。
手術に踏み切る基準も、脊柱管狭窄症に準拠しており、先ずは保存療法とコルセットで固定し様子見、その後「日常生活に支障」をきたし、「排尿、排便障害」「痛みの増強」「間欠跛行で歩行距離が100M未満」となると、「手術しよか~?」となるみたいです。
そうだ、この際手術適応のガイドラインも作ったらどうでしょうかね?
術式は、脊髄及び馬尾神経の徐圧を目的とした「徐圧術」「椎弓切除術」に加え、関節のズレを修正する「脊柱固定術」が適応されます。

こんな風に固定します。


飛行場の金属探知機はクリアできたハズ?
入院期間は経過が良好なら概ね3週間以内で退院可能、ただしコルセットは外すのに結構かかるようですね。
術後は良くなることが多いみたいですが(あまり極端な予後不良の例は見ないですね)、ダメだった人には挿入したチタンのせいにして「金属アレルギーだから」とか「チタンが溶け出すから」と言って再手術で取り出す例も見受けられます。
その場合は、椎体に穴を開けっ放し★
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“落とし穴”だ!
確かに『すべり症』は関節構造疾患(ヘルニアの場合も同様)ですから、関節の異常な動揺を防ぐ意味で、チタンやボルトで固定することは一理ある様に思います。
が、「動作時の関節の異常な動揺が痛みや症状の原因だから、動かない様に関節自体を固定してしまえ!」というのはちと乱暴過ぎやしませんかね?
例えは膝を動かすと痛い方に「じゃあ膝関節を動かない様に固定しましょう」と言うのと同じですからね?
現に、すべり症で手術対象になるのは1/3程度で、大概は保存療法で良くなるようですし、更に言えば、保存療法で良くなっても、スベってズレた関節構造自体はそのまんま、何ら変化してないワケですよ、おかしくないですか?
医学会では『エビテンス(根拠)』という言葉を好んで使用しますが、手術ともなると、生命の危険もあるわけですから、遺跡を探るのにある程度の根拠をもってムダ堀りしないのと同様、無駄な手術を避けるために最低限必要な基準が『エビテンス』な筈です。
ちゃんと『エビテンス』を意識に置いて慎重に処置すべきですよ、やり直しが効かないのですから!
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