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ムチウチは、医療現場においては“外傷性頚部症候群(頚部捻挫)”と呼ばれています。

例えば交通事故など、強大な外力により頚部がムチの様にしなり、その際の前後の屈伸やねじれが関節の可動範囲を超え、その衝撃により頚椎間をつなぐ周囲の筋群や靭帯などの軟部組織に傷害が発生しますので、ある意味“関節疾患”に分類することも出来ます。

頚部の周囲筋や靭帯は、動作を作ると同時に姿勢維持の役割を果たす器官であるため、ムチウチになって筋群や靭帯を損傷してしまうと、頭を動かすことが出来なくなったり、寝た状態で頭を起こすことが出来なくなり、のちに頭部から肩背部へかけての痛みに苦しむことになります。

状態が悪化すると、吐き気やめまいの様な不定愁訴もともないますが、軟部組織の損傷であるが故にレントゲンやMRIといった検査機器では異常を捉えることが出来ず、周囲の理解を得られず苦しむ方も大勢見受けられます。


頚部は、構造として脊髄神経や頚動脈、気管など、頭部と体幹をつなぐ重要な器官が通る隘路となっています。

放置することにより脊髄神経に関与する症状、例えば腕や手のシビレやマヒ、重度の肩こりや頭痛、立ちくらみ、頭部の可動制限、全身の倦怠感、動作痛、吐き気や耳鳴り、眠れないなどの症状に発展する可能性があります。




『理学整体』では、どんな症状でも、先ずその人の身体の形・動きを調べます。

この形や動きの異常は、すなわち筋肉の伸縮異常の現れで、筋肉の異常は、筋肉をコントロールする神経・血管の異常につながります。

この異常があるが故に、痛みや不定愁訴が出てくるわけですから、先ず筋肉の伸縮異常、すなわち筋肉の“機能”を正常化する手技を行います。

筋肉の伸縮異常が解消し、機能が正常化すれば、頚部の動作はうまくいきますし頚椎の関節の組み合わせや構造も正常化するため、本来の回復力を取り戻すことになります。

逆に言えば、ムチウチで悪化すると頭痛や症状の重篤化とともに、可動制限が起きるのは、身体の防御機能が働き、機能異常を起こしている筋肉を使わない様にしているととらえることができるのです。

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