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人体は、200の骨から骨格が形成されていますが、そのひとつひとつの骨の連結のうち、滑膜を介した関節腔を有する連結を“関節”といいます。

肩関節の様な、2つの骨の連結を構成する関節に加え、肘関節の様な3つ以上の骨で構成される関節もあるため、数え方にもよりますが、人体には230から360の関節があります。

この関節に負担がかかった結果、炎症を起こしたり、可動制限、動作痛を引き起こしたり、軟骨面の損傷、半月板や椎間板、関節円板の損傷、関節を支持する靭帯の損傷、骨の変形といった症状を引き起こすのが関節症です。

広義において、椎間板ヘルニアやリウマチによる関節炎も、関節症の範疇であると言えます。


初期段階の炎症状態を放置することで、その後関節面の変形を招いたり、軟骨の損傷や椎間板・関節円板・半月板や靭帯の損傷など、不可逆的な(つまり、リセット出来ない)状態に進行する可能性が高くなります。

その結果、強度のO脚、X脚、内反足、外反足、膝が伸びない、正座が出来ない、外反母趾、円背、階段昇降出来ない、雑巾が絞れない、などのトラブルが予想されます。



例えば変形性関節症の場合は、“遺伝”が疑われる説がありますが、そんな場合でも右膝は変形しているのに左膝に変形が無いなど、“遺伝”が原因であれば説明がつかない関節症があります。

“加齢”も、必ずしも一定の年齢を過ぎたら関節症に罹患し易いといったデータがあるわけでは無いので、説としては説得力を持ちません。

一方で、特定の関節を繰り返し使うスポーツ選手や肉体労働者、ピアニストやタイピストが罹患しやすいとの説もありますが、これもその職業に就いている方に多いというだけで、全員が罹患するわけでもないので、完全な説とは言い切れません。

『理学整体』では、身体の壊れ方があり、ひとつひとつの骨組み(関節)に歪みやネジレが生じた結果、関節面に偏った負担が生じ、関節症を発症するという見方をとっています。
身体が壊れて傾いていれば、歩行により靴底は偏った減り方をしますが、それと同様で、正常な関節であれば、滑液の潤滑や修復もあり、きわめて摩擦係数が低いのですが、正常な骨組みで無いが故に、摩擦係数が上がり、関節面の磨耗が生じやすく、すなわち関節面を損傷しやすいのです。

実際、関節症をお持ちの方は、大なり小なり身体の壊れ方があり、個別の関節の可動も正常ではありません。




『理学整体』では、筋肉の伸縮異常や関節の壊れ方を調べ、これを整えることにより、本来の回復力を呼び覚まし、炎症や疼痛を治す療法です。

なので、多くの関節症の場合、必ず出現する関節の可動制限や動作痛は、施術前後で比較するので、どれくらい改善出来たかがその場で客観的にも判断できる手技であると言えます。

従来の“電気”や“温熱”、“冷却”や“リハビリ”などは、そもそもはじめに関節症有りきで処置を行う対症療法であり、関節症の発生機序を明確にしておらず(加齢や遺伝的な要因を挙げられることが多いのですが、それは“電気”や“温熱”などでは治せない)、人工関節の様な手術も、所詮は改造(部品交換)であって、炎症を起こす機序を正さない限り、再発・もしくは他所に余波をもたらしかねません。

前述した通り、身体が壊れていれば、歩行により靴底は偏った減り方をしますが、壊れ方を治せば靴底の片減りはそれ以上拡大しません。こうして普段の身体への負担を減らし、体内の器官が全て正しい形で正しく働く様にし、負荷を回復が上回れば、身体は自ずと良くなります。

実際、加齢で変形の酷い関節症の患者さんで、要手術と言われた方でも、変形した関節自体は元に戻りませんが、動作痛は解消し、QOL(生活の質)が著しく向上した例が多く見受けられます。

患者様の声

膝関節の半月板を損傷し、手術を受けた患者さんのアン

  Hさん    寝屋川市   病名:右膝半月板損傷   来院時の症状: 右膝半月板損傷箇所の縫合手術の後療中、右膝の腫れ、手

変形性股関節症・先天性股関節脱臼・臼蓋形成不全

大阪府堺市 Bさん(仮名) 51歳   病名・変形性股関節症、先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全   初診時の所見・足の付け根の激痛、立ち座りや歩行