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我々の分野における急性期症状で、あてはまるのは皆さんも良くご存知の症状です。

すなわちギックリ腰、肉離れ、寝違えなど、筋肉と関節に関連する症状です(脱臼や骨折も急性期症状ですが、これらは整復をするのが最優先となるので、割愛します)。

ギックリ腰や足首の捻挫・肉離れ・寝違えは、すでに身体が壊れている場合に発症しやすく、たまたまその時に物を持ったり、枕の位置がおかしかったり、つまずいたり、瞬間的に力が入ったりして、筋繊維が損傷・断裂して、炎症(内出血)が起こったり、動かせなくなったり、疼痛などが起こります。

壊れ方として、常に当該筋肉にテンション(牽引力)が加わっており、ささいな動作で断裂する………常に引っ張られた輪ゴムに更にテンションを加えると、アッサリ切れてしまうのと同じメカニズムです。
この壊れ方がベースとしてあり、これが治っていないが故に、上述の症状は繰り返し発症しやすいのです。


捻挫の様な、軟部組織の損傷は、靭帯や半月板など、“血行の無い”箇所を損傷しやすい。

これはつまり、例えば皮膚の様に、切創から出血し、カサブタになって、キズ口が塞がる様な可逆性が完全でないことを意味します。

ギックリ腰など肉離れにしても、先ほどの例のごとく、キズ口が瘢痕化して再発しやすくなるなど、後のケアを行うか行わないかによって、予後は大きく異なります。

いずれにしても、キチンとケアしない場合、繰り返し“再発”しやすく、又、再発すればする程、症状が重篤化(すなわち損傷箇所が拡大する)しやすいのが特徴です。

サッカー選手によく起きる“恥骨炎”などの様に、痛める箇所を酷使する場合を除いて、上述の急性期症状は職業・生活習慣にそれほど関係なく発症します。

特に足の捻挫の場合、身体の壊れ方による重心の偏位であったり、筋肉の伸縮異常による“内反足”の日常化により、普段の何気ない歩行などによっても引き起こされるリスクが上がるといえます。


一般的に、捻挫や肉離れなど、炎症・腫脹などの症状を伴う場合は、保存療法であるRICE処置(Rest:安静、Ice:冷却、Compression:圧迫、Elevation:高挙)が行われます。

心臓より高く挙げ、冷却によって血管を細くし、患部を圧迫することにより余計な出血を抑え、安静にすることにより回復を図るわけですが、これを『理学整体』の手技にて行い、かつ外傷の場合を除いて再発しにくい様に捻挫や肉離れ・寝違えなどが起こりやすい壊れ方を正常に戻してゆきます。

具体的にいうと、炎症・腫脹は発痛物質によって血液を集中させ、損傷組織の回復を図る身体の“防御反応”なのですが、腫れが大き過ぎると皮下の内圧が上がり、かえって局所の阻血状態を作り出してしまうため、治癒が遅れてしまうのです。

内出血を引かせるのは、“浮腫(むくみ)”の場合と同じく、筋肉の『筋ポンプ』作用なので、『理学整体』の手技により、この筋ポンプを作動させ、腫れを速やかに引かせ、治癒を早めるのと同時に、筋肉の正常化=身体の壊れ方の回復を図ります。

寝違えの場合も、首がガチガチに固まって動かないのは、身体の防御反応として、RICE処置でいう“固定”と“安静”という意味の症状ですが、『理学整体』の手技が筋肉に対するアプローチとなりますので、正常に働く環境に調整すれば良いわけです。

なお、『理学整体』の手技は、患部を直接触らずとも、回復を図ることができますので、痛みに恐怖を感じる方には受け入れられやすいかと思われます。

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