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アンチエイジングとは、日本語でいうと“抗加齢療法”“抗老化療法”となります。
つまり、実際に“若返り”をするのではなく、年齢を重ねることによって起きる老化の原因を抑制することによって、身体の機能的な衰え(老化)を予防し、加齢関連疾患の発症確率を下げ、健康長寿を目指す医学を指します。

老化とはどのような状態を指すのか?


医学的にはシワやシミ、肌のたるみといった美容に関連するものや、動脈硬化・ガン・認知症・骨粗鬆症・更年期障害・老眼・難聴・歯の喪失などを指し、『遺伝子の変異』や『細胞機能の低下』『酸化ストレスの増加』『免疫力の低下』『ホルモンレベルの低下』などが原因として挙げられていますが、実はメカニズムとしては詳しく解明されてはいないのです。

実際、歳をとって同年代の方々の間でも、やたら若々しい方が居る一方で、異常に老けている方も居たりと個体差は様々なので、ある程度のアンチエイジングなら、食事(食品)や運動・精神療法・ホルモン補充といった薬物療法などが有効であるとされ、実施されているのが現状です。


現時点において、ヒトによる確実なエビデンス(根拠となるデータ)は存在しません。ただし動物実験によりカロリーリストリクション仮説と酸化ストレス仮説は証明されているように、それによる疾患の発症しやすい“老化”となるメカニズムは存在するとされています。
実際に、抗酸化剤を小動物等に投与すれば、平均寿命が延長されたり、長寿遺伝子が抗酸化作用があることを突き止めたり、その辺りが実証されていくことによって、“加齢”に焦点を当てた予防医学は確立できるといえます。
一方、我々の整形外科的分野においては、腰や膝の骨の変形、痛みの際によく医師から「老化のせい」といわれる方が多く、ゆえに現在、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)予防のための概念が世間に広まりつつありますが、ではこちらもエビデンスがあるかというと残念ながらそのような根拠あるデータは存在しません。

アンチエイジングとは、“加齢”に焦点を当てた究極の予防医学です。

これは単に寿命を伸ばすというものではなく、何らかの病的状態が仮に加齢により出現したとしても、元気で過ごせ、症状にさほど苦しめられない状態を達成するのが目標です。

例えばリウマチでも、手首や足指の関節に炎症が出ず、痛みを感じなければ良いわけです。


『理学整体』は、症状の出る壊れた身体を本来あるべき状態に戻す『整体』なわけですが、これはアンチエイジングという予防医学としても充分に通用する概念です。

“未病”という概念がありますが、これは医学的にキチンと定義されてはいませんが、「健康状態の範囲ではあるが、病気に著しく近い状態」、例えるなら風邪になりかけの状態のようなもので、これが内臓器系の疾患になると、人間ドックや定期検診などで発覚するわけです。

この“未病”状態が、姿勢、つまり“身体の壊れ方”として可視状態で把握できるならば、疾病に対する早期発見・早期治療につながるばかりでなく、身体の壊れ方を常に整えておくことで、健康状態に保つことが容易となります。

『理学整体』を評価される宮城県で「浜田A&Bクリニック」を開院している医学博士の浜田幸男先生は、著書『目からウロコの背骨ネジレ学入門』の中で、「全ての病気は背骨の捻じれから起きる!」と総括されています。

日本理学整体学会の顧問で、神戸市で「小島外科胃腸科」を開院している、血管外科・消化器外科が専門の小島善詞先生も、著書『医者が理学整体師になってわかったこと』の中で、「筋肉のバランスの乱れ、壊れ方が身体の異常を引き起こす」ことに気付いたと書かれています。

前述したロコモティブシンドロームも運動器、すなわち筋肉と骨格の問題であり、これは運動器に限らず本質としては内科的にも『機能』と『構造』の問題として、“整体”すれば解決するのです。

人間のホメオスタシスは、常に正常で安定しようとするプログラムが働いており、これをジャマせず、むしろ最大限に引き出すことが重要であり、身体に痛みや症状が出るとき必ず形や動きにも異常が現れ、それを調整することにより“生理的・外科的異常”を解剖生理学的・物理学的・力学的に解決するのに、『理学整体』は充分貢献できると考えています。


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